はじめしゃちょーの畑から日常パートが消えたことから考える古参と新規のバランス
どうも。2年ぶりでございます。この2年でYouTuberの社会的立場は向上したし俺は大学に進学した。記事も全く書かずにマスばっかり掻いてた俺ももう大学生になってた。
まぁ油を売るのはこのくらいにして、
みんなは「はじめしゃちょーの畑」というチャンネルを知ってるだろうか。
日常系YouTuberと言われれば真っ先に思い浮かぶ人も少なくないはずだ。今日はそんなはじめしゃちょーの畑(以下畑とする)について話していこうと思うが、面白さとかは話しません。畑のおもしろい所なんて女子が書いた称賛長文コメントを見てくれれば良い。
今日はちょっとベクトルの違う話だ。
ここでちょっと先日上がった動画について話したい。
この動画だ。だいちぃの脱退を発表するという主旨の動画なのだが、それ以外に、畑の日常パートが消えた事についても言及されている。
はじめしゃちょー曰く、日常パートを無くした理由は2つだ。
1, 登録者が伸びない
2, そもそもメンバーを紹介するためのパートでありもう必要ない
1 については動画でも言っているとおり、チャンネルのアナリティクスで分析したら日常がない方が伸びる傾向があると感じたのだろう。
2 については配信者と視聴者の間に少しばかり意識の違いがありそうだ。
ここで、今回のテーマについて話していこう
お笑いでも音楽でも、所謂、エンターテインメントのファンには二種類あると思う。
一つは新規のファン
そして古参のファン
※ここで言う古参ってのは、初期から見ているファンじゃなくて、畑の動画が見るのが自分の日常の一部になっているような人たちのことな。
エンタメとして成功するには新規のファンだけでなく、古参のファンを維持させることがとても重要だ。
ここで音楽の例を挙げてみよう。
例えばKing GnuとかOfficial髭男dismとかは比較的新規のファンが多い。
それに対して、Mr.Childrenなどは古くからのファンにずっと愛されてるバンドと言えるだろう。
ミスチルはもう相当なビッグネームになったし、方向性を変えて新しいファンを獲得するより長年愛してくれているファンを大事にするということは何も間違ってない。
対して、King Gnuとかは、まだメジャーデビューしてまもないし、今はどんどん進出していくべきだってのも理解できる。
エンタメはこのバランスでできている。
YouTubeでも同じ。俺は動画のユニークさと古参率には正の相関関係があると思っていて、変な事をしたり、新しいことをしている人は古参が多い。その点、Vtuberなんかは古参のファンに維持されているジャンルだ。10万人の登録者なのにライブの同接が1万人いたり、¥50000のスパチャが飛んだりする。
畑の話
初期からの畑のスタイルを見ると、タイトルとサムネで見に来た新規のファンを日常パートで維持する。
つまり、畑は、企画パートで新規の獲得、日常パートで古参のファンを維持していたということだ。
そして、大量のチャンネルがひしめき合って争っているYouTube王国に、はじめしゃちょーの畑は”日常系”という新たな居場所を確立させた。
しかし畑は急にこの日常パートをすっぽりとなくしてしまった。新生YouTuberとはいえ、もう2年以上投稿している畑には根強い古参のファンがたくさんいた。それは平均再生数を見れば丸わかりだ。
古参のファンの特徴として、同じ動画を複数回見るというのがある。実際、俺もセリフを覚えるくらい東海オンエアの動画を見てるし、何度も見返せることがYouTubeの魅力でもある。
だから、そんな日常パートを見てきた古参ファンからすれば、
「日常パートがない畑なんてふざけない杉谷拳士!貧乳の藤原千花!ブサイクな福岡の女!」
と、ちょっと批判的なコメントで溢れかえってしまうのもわからなくない。
確かに、畑から日常パートをなくせば、それは他のYouTuberがやってることと変わらなくなってしまった。
この古参と新規のバランスを維持するのは想像を遥かに超える難しさだろうし、様々な意見があっただろう。けど日本一のYouTuberが今はまだ新規を獲得するべきだと判断したのだから、ここからどんな戦略でいくのか、ちょっと楽しみだ。
ただ、企画1本でやっていこうと思うとどうしても企画力に左右されてしまうし、企画系YouTuberなんて今やお花屋さんになりたい女子より多い。だから大変だと思うけど。
古参を維持させる方法もちょっと検討してみては。サブチャンとか。
あと、大食いもほどほどに。